最近、ネット上の政治論壇で、いろいろと内輪もめ的なものが目立っているように思います。 ネットでは論議に成らず罵倒し合いや揉めることは茶飯事で特別なことでは無いですが、 内輪もめになってしまっているのがなんとも馬鹿らしく、（日本を沈没させたい） 連中の思うままなので少し書いてみようかと思います。
選挙において一票の格差があるとして、打開策として
通った０増５減という対策。今これに反対している連中がいる。
彼らは０増５減じゃ甘い。もっと根本的に解決スべきだ！ と主張している。
この時点で意味不明。人間失格ですよね。
例えば山中の一本道を数人でドライブしているとしましょう。
運転手Aはど真ん中を走っていたら、助手席のBが左側によれという。
曲がり角からいきなり対向車がきたら危ないから左によっておくべきだという主張だ。
対して後部座席のC君は、動物の飛び出しや落石があるから真ん中を走ったほうが良いと
主張した。
楽しいドライブのはずが、意見対立で険悪な雰囲気。
ドライバーAは妥協策として、いざというとき対向車を回避できるように、やや左側を走ろうと
提案し、BC以外の皆も「それでいいんじゃね」と話がまとまった所でBが大反対の声を上げる。
やや左じゃ甘すぎる、一度中央へ戻れ。
一同「？？？？？？？？？？」
まぁ民主党のことなんですけどね。これは細く説明する必要も論議する必要もないでしょうし、
ネット上でも意見が割れていませんので終いにします。
経済の話というのは専門用語や専門のロジックが多く、
挙げ句の果て専門家同士で意見が割れているのだから一般人でも意見がこじれても仕方ないような気がしますが、
大きな目線で見ればだいたいのことがわかります。
ネット上での一部の本を読んで偏った知識を
見せびらかし「お前らバカはこんなことも知らないの？」
と罵り合うのは馬鹿らしいからやめましょう。（この手のひとは
破綻論者や副島信者に多いですが、保守派のアベノミクス支持派にも結構います）
あくまで一般論、普通の思考で論議するまでもない議題であることがわかります。
@それでこれからどうするの？（国家編）
賛成派は、自分たちの理論によるとアベノミクスを継続させれば日本は良くなるのだから
アベノミクス潰しに対抗しましょうと言っています。
日本破綻論者は「日本は落ちていくだけ。カネ刷りまくりのアベノミクスは危険」
と批難はしますが、打開策が出て来ません。あるとすれば「カネをするのを辞めろ」
ということですが、デフレ円高で企業が潰れていき技術流出し自殺者が増える一方の
現状を打破する方法を示せていません。彼らはアベノミクスが危険だから
自殺者増加を放置しろというのでしょうか。それとも
円高放置をすればいつか雇用も増え技術流出もなくなるような時代がくるというのでしょうか。
それらの展望さえ反対派は示していません。
Aそれでこれからどうするの？（個人編）
賛成論者は、これから環境が良くなるから仕事に邁進せよ、株を買っておけと
具体的提案をだしています。
反対はは破綻する日本国で個人はどうするかはほとんど示していません
（例外は朝倉氏と原田武夫氏ぐらいだろう。
ただし前者は破綻からの復活方法、後者は回避方法を示していて、破綻を生き抜く方法を
主題としていません。かつ朝倉氏は破綻するとわかっていても今は円をするしか無いと主張しています）
個人として生き残る方法を示している人は幾ばくかいて、金を買えとか農家になれとか
いいますが、彼らの矛盾した行動はBにて。
Bそれでアンタはどうしたの？
賛成派は株を仕込んだり事業を始めたりしています。
反対派の人は一体何をやっているんでしょうかねぇ？
前出の朝倉氏と原田氏は一度バブルが来た後に破産の可能性があると言っている人達なので
株を仕込んでいるようです。
だけど、ずーっと１ドル５０円になるといっていたBBAや、１０年来ドルは強いと言い続けてきた
日経新聞兄弟はいったいどうしたんでしょう？
彼らは自分のいうことを信じて投資していたならば、BBAはアベノミクスの円安で
借金を抱えて青くなっているはずですし、日経新聞兄弟は
前政権までの強烈な円安で素寒貧の借金だるまのはずです。
しかし彼らは平気でテレビに出たり著書が平積みされてますね。
コレが一体どういうことなのかわかりますか？ 彼らは自分の発言を信じておらず、
信じていないから投資もせず損もしなかった。
そして実際予測を外してきた人達なのです。
その他の反対派は日本破綻・ハイパーインフレに備えてCDFや為替で円売りをしているのでしょうか？
公言している人をほとんど見かけることはできません。（副島信者は
大損しているようですが…）
３つを統合すれば話は簡単。
具体的解決策を示している人と、危険だけを叫ぶ人、どちらを信じますか。
自分の予測通り投資するひとと、今まで予測を外し続けてきて投資もしない人、
どちらを信じますか？ 私は前者を信じます。
何も難しい話はなく、ただ自分に明らかに嘘を付いている人は信じるに及ばない
というだけの話です。
さて、本命の本題。私はコレが書きたかった。
最近良く見かける揉め事のネタ、TPPです。
よく見かけるどころか、最近はコレばかりといって良いでしょう。
小生はTPP大反対ですが、だからといって安倍バッシングすることが日本を良くするとは
思えません。むしろ国益に反する事間違いなしと思っています。
なぜなら安倍政権が倒れて喜ぶ連中を考えてみれば解ることです。
安倍を倒したい勢力は @反日で成り立つ国家（中国,韓国）
A反日国の眷属（反日左翼団体,民主党） といったところでしょう。
もちろんその先には米国（の一部）や金融資本やイギリス（ユダヤ）支配体制などもあるでしょうが、
今すぐにでも安倍政権を潰したいほど利害が対立するのは@Aの連中です。
すなわち安倍バッシングすることは、@Aの連中に協力することは他ならないのです。
次に考えていただきたいのが、安倍政権がここ半年で何をやったかということです。
保守派が全員賛成するだろう案件で私が今思いつく限りでは…
@日銀を支配下においた（通貨発行権の一部取り戻し,円安,デフレ脱却へ）
A朝鮮総連ビルの接収（坊さんの落札をカネの出資元を抑えて止めた）
B韓国への冷酷な対応（コチラからは融和的な案を出したりや謝罪を一切しない）
C対中包囲網外交 Dトップセールス（原発,鉄道）
E水源地の保護（所有者の報告義務付けへ）
F企業への賃金上昇要請
G憲法改正への具体的な動き
これらの行動は、安倍氏以外のだれがどれだけできることでしょうか？
総理候補のある程度力のある政治家。すなわち…
前政権の民主党、維新の会（橋本氏,石原氏）、みんなの党（渡邊氏）、
安倍氏以外の自民総裁候補で、
誰が総理大臣になれば同等程度の成果を残せたでしょうか？
一部で人気のある石破氏でさえBDEぐらいがやっとだと思います。
そして安倍氏以外の総理候補がトップに立ったらTPP反対するでしょうか？
上記に上げた候補はすべてTPP賛成派と言って良いでしょう。
すなわち安倍バッシングしている人は、安倍が失脚して
上記８項目をロストした挙句TPP参加を願う人達ということになります。
逆にTPPに反対するであろう政治家がトップに立ったらどうなるでしょうか。
私が思いつくところだと、尊敬する西村総帥を始めとして中山成彬氏,
稲田朋美氏,西田昌司氏になります。
彼らは総理候補になるポジションにまだいませんが（中山氏は能力としては十分だが弱小政党にいるため難しい。
西田氏は年齢と経験年数。稲田氏は年齢も経験年数も足りないが若返り＋女性議員
ということでアイドルに祭り上げられる可能性がある）
、仮に総理になったとしましょう。
さて、そこで「TPP不参加」を公式に発言できるでしょうか。
発言したとして政権維持できるでしょうか。
@〜Gの項目を実施できるでしょうか。
言っておきますが、これには前提条件があります。
中国親派,朝鮮親派,新自由主義者,政治屋がウヨウヨいる
現政権下で行わなければならないということです。
こういう普通のことを考えていけば、
すくなくとも「安倍は売国奴だ」と安倍バッシングするという判断はありえません。
仮に安倍氏が@〜Gなど保守派を喜ばすことをやりながら本命のTPPを
通す狙いのある売国工作員だとしても、
我々は今しばらく安倍氏を利用するしかありません。なにせ他の総理候補に
したらもっと売国されること必須ですから。
安倍氏を利用している間に早急にTPP反対派の愛国議員を
送り込み愛国議員の力をつけるしか無いのです。
普通に考えても、一般論の理詰めでも安倍氏バッシングは国益を損ないます。
安倍氏バッシングが愛国だと言っているのは、
感情論の人間か、偏った陰謀論者か、大陸側の工作員です。
私と同じように「自分は頭が悪い」
と自覚のある人は、せめて普通に考えようと心がけることをお勧めします。